ペン字

ボールペン字の講座はユーキャンやニチイなどの通信講座や地域のカルチャーセンターで講座が開かれていますね。非常に人気のあるというよりも、根強くユーザー層が存在している講座ですね。
それだけ綺麗な字を必要としている、きれいな字にあこがれている、あるいは字が下手な人がコンプレックスをいだいているという背景がうかがえますね。
昨今も求職する人は絶えませんが、日本には手書きに履歴書を提出する（しなければならない）という慣例が続いており、字が汚いと不利になるかもしれないといった意識が相変わらず継続していることなども背景にあるかもしれませんね。
ただし、個人的には相変わらず書（文字）がその人の人柄を表しているというのは、あながち否定することができません。昨今の人材用担当の人事部は、たとえば「口（くち）」という文字の箱がきちんと閉じられているか？といった点で人物の緻密さ慎重さなどをチェックしているという話をきたことがありますよ。

ユーキャンでもっとも人気のある講座は、ユーキャンが定期的に配布する折込チラシを見れば一目瞭然ですが、こういった家庭向けの広告ツールでは、まずボールペン字の案内が最初に来るようになっています。
まずはきれいな字を自分のものにしたい、という人が多いのでしょう。
職をえる、あるいはえたい、という気持ちのあわられかと思われる一方で、きれいな字で気持ちを伝えたいという、すばらしい日本文化がIT化が進む現代においても依然として伝え残されている、ということは、ある意味世界に誇れることではないでしょうか。

ペン字の検定は色んな種類があるようです。有名なところでは一般財団法人日本書写技能検定協会が実施している文部省認定「硬筆書写技能審査」ですね。ユーキャンの「ボールペン字」講座やLEC東京リーガルマインドの「実用ペン字検定」もそうですが、こういった通信教育講座の各サービスから「硬筆書写技能審査」の検定合格をめざすための講座が開かれています。